ここのところず~っと
「自分は朝型タイプか?夜型タイプか?」というのを診断してくれるサイトで、何に当てはまるのかを調べていました。(どんな暇人だ)
今までで3つのサイトで調べてみたのですが、ここで新たに気になるサイトを見つけました。
睡眠不足を補うためにはどのような睡眠スケジュールを組むのが最適か?
どのくらいの睡眠時間が自分には必要か?などを具体的な時間で教えてくれるとのことで、
「クロノタイプ(朝型夜型と呼ばれるもの)」のことも含めてご紹介していきます!
朝型か夜型かはクロノタイプ診断でわかる?
自分が朝型人間なのか、夜型人間なのかというのは、過ごし方や生活リズムが軸になっていると思っていたのですが、
「生まれつき遺伝子で決まっている」らしいとのこと。
そんなことが遺伝子で決まっているなんて不思議な話ですが、クロノタイプは50%程度も遺伝的に決定されていると言われています。
体内時計と遺伝子の関係性
「体内時計(睡眠と覚醒のサイクル機能を指す)」という言葉がありますが(別名「概日リズム」とも呼ばれています)、
この概日リズムを制御する「時計遺伝子」と呼ばれる遺伝子が、私たちの体内の細胞に存在しているのです。
この時計遺伝子はあるタンパク質を夜間につくることで「眠る時間」を知らせてくれるため、数が多いほど「朝型人間」になる傾向があるのだそう。
時計遺伝子は人によって持っている数が異なるため、数によって朝型か夜型かが違ってくるのですね。
また「光の量」を検知するメカニズムの違いも、時計遺伝子が関係していると言われています。
視床下部の視交叉上核(しこうさじょうかく)と呼ばれる部分(網膜のごく近く)で時計遺伝子が活動しているのですが、
この視交叉上核が受け取る様々な信号のひとつに「光」があります。
網膜が「今は夜」と判断し信号を送ると、脳はメラトニン(眠りを誘うホルモン)を分泌するのですが、これも本質的に遺伝子によって決められているのです。
「今は夜だから、眠る時間だ」と脳が判断するのに必要な光の量ですが、
これを検知するメカニズムの違いが「朝型人間と夜型人間で違う」ということは、
生活リズムうんぬんではなく
「遺伝的なレベルでの違い」が起きているのではないか、ということなのです。
クロノタイプの調べ方
自分が朝型か夜型かを知れると言われるサイトはいくつかあります。
そのうちのひとつが「ミュンヘンクロノタイプ質問紙」です。
すでに他のサイトであらかた調べたあとにこのサイトを知ったので、最初はそんなに興味もわいてこなかったのですが^^;
ものは試し!ということで、実際に質問に答えていって結果を見てみることに。
ミュンヘンクロノタイプ質問紙とは?
ミュンヘンクロノタイプ質問紙(Munich ChronoType Questionnaire: MCTQ)は、個人のクロノタイプ(いわゆる朝型夜型)を評価する質問紙です。
2003年にルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのティル・ロネンバーグ教授によって提案されました。
ロネンバーグ教授は、クロノタイプを「24時間周期の明暗サイクルと、個人の体内時計との時間的な関係」と考えています。
ヒトは通常、昼に活動的で夜に休息(睡眠)を取る動物ですが、一人ひとり、そのタイミングが異なります。
特に、自由なスケジュールでとることができる休日の睡眠のタイミングは、個人の体内時計の時刻をよく反映します。
MCTQでは、この休日の睡眠のタイミングを、個人のクロノタイプの指標としています。
MCTQのもうひとつの特徴として、睡眠不足による影響を考慮していることが挙げられます。
何の制約もない状態で「眠りたい時刻」や「起きたい時刻」を考えた場合は、個人の体内時計の特徴をよく反映した回答になりますが、
睡眠不足がまん延している現代では、多くの人が「時間があったら長寝をして寝不足を解消したい」と考え、週末などに実行しているため、そのままではクロノタイプに偏りが生じます。
MCTQではその人にとって自然な睡眠のタイミングを知るための工夫が図られています。
引用元:ミュンヘンクロノタイプ質問紙「MTCQの特徴」より
7つの質問があり、それぞれ起きる時間・寝る時間・活動リズムなどを細かく答えていくので、所要時間は10分前後かかりました。
答え終わるとざっくりと「あなたは〇型」と診断結果が出て、もう少し詳しく知りたい場合はメアドを打ち込むと詳細が送られてきます。
クロノタイプはやや朝型という結果に
メールには「判定結果・自分に合う睡眠スケジュール・睡眠不足度・社会的ジェットラグ(平日と休日の睡眠のズレ)」が記載されていました。
判定結果は「やや朝型」でした。
※3:47という数字は「休日の睡眠中央時間(睡眠時間を8時間で計算した場合)」を表しており、
体内時計を反映しているため、朝型は早く、夜型は遅くなります。
(たしかに「ザ!朝型人間!」ではないよなぁと思っていたので、ある意味納得のいく感じというか(結局中途半端というか))
次に睡眠スケジュールですが、
寝付く時間・・・00:04
起きる時間・・・07:29
「この睡眠スケジュールはあなたにとって無理のない自然に近いものです。
もし、ふだん寝起きする時間がこのスケジュールと違っているとしたら、寝付けない、目覚めが悪いなどの問題が起きやすくなっていることでしょう。」とのこと。
睡眠不足度は「1日24分寝足りない」
社会的ジェットラグは「1.292時間」
調べた結果を見て、どれくらい参考になったのか?ですが。
めっちゃ「うーん。。。」って感じでした^^;
というのも、普段こういう時間帯で過ごしているからといっても、それが自分の理想のスケジュールか?と聞かれれば
「いやまったくそんなことない」んですよね。
致し方なくこうなっているだけというか、正直もっと早寝早起きできたらな~とも思っているし(できてないけど!汗)
1日24分寝足りないとか、もう気にするレベルでもないというか(笑)
結果的には「今の生活で別に問題ないよ」レベルということになるのかなぁ、という印象を受けました。
ミュンヘンクロノタイプ質問紙まとめ
クロノタイプと呼ばれる朝型・夜型について、自分を調べた結果も含めてご紹介しました。
これで合計4つのサイトで自分の睡眠タイプを調べてみたことになるのですが、
色々な質問に答えていって感じたことは「なんでも自分の意識次第」なのかもしれない、ということでした。
研究ではある程度「遺伝子によって朝型人間か夜型人間なのかは決められている」という結果が出たと言っても、
結局は自分が普段どう過ごしているかで変わってくるかもな、と思いました。
とはいっても、「自分は夜しか活動できないダメ人間だ・・・」と悩んでいる人の場合は、「遺伝子がそうなってる」と思えば気が楽になるかもしれませんね。
それぞれの型に合わせた生活ができるような世の中になったら、生きやすいのにな~と。そんなことを思う「クロノタイプについて」でした。
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