コンビニやスーパーなどで売っている
2000円もいかないようなお安いワイン。
よく見ると賞味期限とか書いてないんですよね^^;
焼酎やワインには賞味期限がない
とは聞くけれど、それは安いワインでも同じことなのでしょうか?
ワインが腐っているのは見たことがないけれど
実際の飲み頃のリミットがいつまでなのか、
安いワインの場合でも同じように考えていいのか?
家の冷蔵庫で寝っ転がっているワインをどうしたらよいのか、
捨てるのはもったいないので調べてみることにしました。
安いワインの賞味期限は?
安いワインに限らず、ワインには
「消費期限」「賞味期限」の
記載が、一切されていません。
どういうことだろう?と思ったのですが、
どうやらワインは「腐る」という概念が存在していないようで、
未開封のままであればず~~~っと置いておけるのだそうです(◎_◎;)
消費期限も賞味期限も存在しないもの、ということになります。
またワインは瓶詰されたあとでも
熟成していくので、10年以上どころか
100年を超えるものも存在するようです。
それにワインの種類によっては飲み頃も異なるので、
消費(賞味)期限を一律で記載することは難しいようです。
ですが消費期限の記載はなくとも、
味の劣化があるという点については、
「賞味期限はある」と考える人もいるようです。
保存状態がよくなかったり、
飲み頃のピークを過ぎてしまった場合などは、
腐ることはなくても味わいがどうしても損なわれてしまいます。
とくに安いワインはすでに飲み頃のものを店頭に並べてあることが多いので、
買ったらすぐに飲んでしまう方がよいのだそうです。
未開封の場合であっても、
「おいしく飲める」保存期間は
だいたい1~2年ほどと思っておくといいかもしれないですね^^
ワインの正しい保存方法は?
賞味期限がないとはいっても、
できるだけおいしい状態で保存したいものです。
ワインは繊細な飲み物なので、
保存するときは最適な環境であることが大事なのだそうです。
・直射日光があたらない
・高湿度である(乾燥するとコルクが収縮し、すきまから酸素が入るおそれがあるため)
・振動などの影響がない
・臭いの強いものが周囲にない
・コルクが乾燥しないよう横に寝かせられるスペース
これらの条件をすべて含んでいるのが
「ワインセラー」になるのですが、
一般のご家庭でお持ちの人はあまりいらっしゃらないと思います。
たぶん、ごくごく一部の富裕層の人だけではないかな~と(;´∀`)
なのでワインセラーがない場合でも
似たような環境で保存できればOKでしょうから、
家庭で手軽にできる保存方法を調べてみました!
未開封のワインの保存方法
まずワインボトルを新聞紙で巻きます。
(乾燥を防ぎ遮光効果もあるため)
乾燥しないように、コルクも含めてしっかりとくるむように巻きます。
冷蔵庫で保管する場合は、
普段使う場所よりも野菜室などの方がおすすめです。
頻繁に使う場所は振動も多くなりますし、
野菜室の方が温度も高めなので、保存するにはちょうどよいそうです。
冷蔵庫にどうしてもスペースがないときは
床下か押し入れなどの直射日光が当たらない涼しい場所に保管しましょう。
(縦置きよりも横に寝かせて保存する方がよい)
ワインは涼しい場所での保管がいいのですが、
寒い時期や場所によっては低温劣化のおそれがあります。
理想の保存温度は13℃~15℃なので、
家のめぼしい場所に温度計を置いてみて、
保管に最適な場所を探してみるといいかもしれませんね^^
開封後のワインの保存方法
開栓後のワインの保存で一番気を付けなければならないことが
「酸素に触れさせないこと」なので、
未開封の場合とは違った保存方法になります。
・コルクを差しなおしておくこと
・野菜室などに「立てて保存」すること
未開封であれば「寝かせて保存」が
いいとされていましたが、開栓後は
「立てて保存」するのがいいのだそうです。
開けてしまうとボトル内に酸素が入るので、
触れ合う面積を少なくするために立てておく必要があるんですね。
あとはボトル内を真空状態にできるような
専用の道具を使う、という方法もあるようなのですが、
ワインの種類によっては使ってはいけない場合もあるみたいで、
めんどくさがりの自分には向かないなぁと思いました^^;
開栓後のワインのおいしく飲める目安ですが、
白ワインも赤ワインも、一度開けてしまうと
おいしく飲める目安は冷蔵庫で3日以内だそうです。
長くても1週間で飲み切った方がよい、と言われています。
(白ワインでかつ甘口であれば、1カ月近く味が変わらないものもある)
ワインの中の沈殿物の正体は?飲んでもいいの?
家のワインの話になってしまうのですが、
ず~っと冷蔵庫で横にして寝かせてあった
すでに2年は経過しようかという赤ワインと白ワイン。
よくよく底の方を見てみると、
なんというかよどみ?にごり?カス??
みたいなものがフヨフヨしてるんですよね。
「腐らん言うとったけど、このカスはアカンのでは・・・」
と思って調べてみたところ、
どうやらこれは「ワインの澱(おり)」なのだそうです。
※沈殿物がキラキラしていれば「酒石(しゅせき)」と呼ぶ。
ワインのオリができる理由ですが、
原料であるブドウの果皮に含まれる色素やタンニンが結びついたもので
長期熟成された赤ワインによく見られるものなんだそうです。
それとうちのワインには見られませんでしたが、
キラキラと結晶化した「酒石」の場合は
ブドウ本来の成分である有機酸の一種が結晶化してできるのだそうです。
澱も酒石も長期保管や低温状態によって
できることが多いようで、これはつまり
「長期熟成されていたり、ミネラルが豊富なワインである」という証拠のようです!
(てっきり「寝かせすぎて腐ったわ!」のサインかと思ってました^^;)
ワインの澱は飲める?
そこで気になったのが、
「果たしてこのカs・・・じゃなくて澱は、飲んでも大丈夫なものなのかどうか?」
ということです。
成分的には問題なさそうでしたが、
調べてみると「味マズイからおすすめしない」とのこと・・・(;’∀’)マジカ
澱の味は独特の苦味を含んでいたり、ざらっとした舌触りであったりなどなど、
あまり一緒に飲むことはおすすめされていないようでした。
ワインの澱の取り方は?
澱を取り除くためには、
「デキャンタージュ」(初めて聞いた)
という、デキャンタするための道具を用いるのが一般的な方法のようでした。
(ワインロートとかワインシャワーとかなどなど)
正直そんな専用の道具を置いてあるご家庭って
どんな富裕層やねんという感じですし、
我が家にももちろん置いているわけがない(-_-;)
なので他の方法を調べてみたところ、
- 涼しい場所に立てて保管し、澱が底にたまるようにする
コルクをゆっくり引き抜き、少しずつボトルとグラスを傾けながら注ぐ - 茶こしやキッチンペーパー・フィルターを使ってこす
などがありました。
コーヒーを注ぐ感覚でやればイケるっぽいかなと。
(多少は入ってしまいそうですが^^;)
とりあえずは手動で、なるべくゆっくり傾けて
グラスに注いでいくやり方で避けようかな~と思います(;^_^A
安いワインの賞味期限まとめ
安いワインの賞味期限や、保存方法などを調べてまとめてみました。
調べる途中で偶然見つけた情報ですが、
以前「あさイチ」で放送されていたもので
おもしろい方法が紹介されてました。
「10秒で安いワインの味が激変する方法」
1.ワインを少し減らし、振った時にボトル内部でワインが空気と触れやすい状態にします。
2.10秒間シャカシャカと勢い良く振る!(気泡ができまくっても気にしない!)
たったこれだけで渋みやトゲトゲしさがマイルドになり、
フルーティな味わいを楽しむことが出来る、ということでした。
翌日に飲んでも味は変わらないそうなので、
今度安いワインを買ったときは試してみたいな~と思いました^^
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