5月下旬から6月にかけて毎年楽しみにしているのは、何と言っても梅!
そしてその新鮮な青梅で梅シロップを作り、梅ジュースにして飲むのが夏の一番の楽しみです♪
最初は梅ジュースって市販の「梅シロップ」(結構いいお値段のものでした^^;)を買って、水で薄めて梅ジュースにして飲んでいたんです。材料も梅とはちみつだけの、シンプルで添加物一切なしという優れもの。
でもそれはすぐに生産中止になり、手に入らなくなってしまいました(泣)
「もう一度あの梅ジュースをがぶがぶ飲みた~い!」と思った私は、そこから調べに調べ、一番簡単で失敗しない・味もおいしい♪という方法で理想の梅シロップを作り、毎年がぶがぶ飲んでいます^^
今回は梅シロップの作り方でも私が一番簡単だと思うやり方をご紹介します。
梅シロップの作り方で一番簡単なのはコレ!
「梅シロップ 作り方」って調べるだけでも、ごまんと出てきますよね。
青梅をアク抜きしてとか、ホワイトリカーやお酢がどうたらとか、その酢の種類でおすすめはとか。あとはも~色々!調べるだけで疲れる上に、作り方と材料がそれぞれ違ってまぁ面倒なことといったら。
そんな中で飽き性かつめんどくさがりの私でも毎年作れている、素材もシンプル(梅・はちみつのみ!)で簡単なレシピをお教えします。
【まず事前に用意するもの】
・大き目の瓶(スーパーなら5月や6月の時点で梅用の瓶が売っています)
・梅(青梅でも完熟でも良いですが、出来れば青梅)
・はちみつ
・ビニール袋
・タオル
・つまようじ
※作る時は梅とはちみつが同量になるように作っていますので、梅が1キロならはちみつも1キロ必要です。
※なので梅シロップをたくさん作りたい時は、2ℓ~3ℓの容量の瓶を選んでください。
※瓶はあらかじめ煮沸消毒しておきます(私は熱湯を入れてフタして瓶を振って洗い流す、を2・3回繰り返します)
【作り方】
①まず梅の汚れを落とすため、よく洗います。この時アク抜きをする必要はないので、さっと洗うだけでOK
②洗った梅を乾いたタオルで丁寧に拭きとり、大体1時間程度乾かします(私はめんどうなので拭いたらすぐ③にうつります^^;)
③竹串やつまようじを使って、梅の「ヘタ」を1つずつ取ります(取らないとエグみが出るかもしれないので取りましょう)
④乾かした梅をビニール袋やジップロックに入れ、冷凍庫で最低1週間凍らせます。
⑤煮沸消毒した瓶に「凍らせた梅と同量のはちみつ」を入れてフタをします。
⑥風通しのいい日の当たらない冷暗所に置きます。
⑦瓶は1日1回上下に振るようにして、梅とはちみつがしっかり浸かるようにします(糖分を付着させて梅が腐るのを防ぎます)
以上です。
書いてる最中に「もう書き終わったな・・・」と思ったくらい簡単でしたね。梅を生でなく冷凍させるのは、細胞が冷凍によって壊れ、エキスがより出やすくなるからです。
レシピ書いておいてなんですが、正直いちいち計量して作ってないんですよね~^^;ちゃんとこの通りに計量して作ってたのは最初の年だけです。
梅はネットでキロ単位(1,5㎏か2㎏)で買っているのですが、3ℓの瓶に入れた時に梅が「ひたひた」に浸かるまではちみつをドバドバ入れて、それだと大体酸っぱくなりがちだから途中ではちみつ足したりして(笑)
あと梅の冷凍期間ですが、これもすっごい雑です。
梅を2㎏買った時に、全部凍らせてそれを3ℓの瓶に入れてはちみつも・・・とすると、とても収まりそうになかったんですよね。
なので2年目からは1㎏ずつ袋を分けて冷凍して、1週間後にまず1㎏の梅とはちみつで梅シロップを作り、出来上がったら別容器に移し替えて、残りの1㎏とはちみつで2回目の梅シロップを作っています。
この1回目を移し替えて2回目を作る際、面倒なので瓶は洗ってません!手間という手間を省いて作っております(正常な感覚の人はきちんと煮沸消毒してもらった方がいいかもしれません)
冷凍し過ぎると風味が落ちるとか香りが薄れるとかも言われたのですが、別段味に違いはなかったですね。そんな敏感な嗅覚と味覚ではないので、全く問題なしです。
そんな雑に作っていても一度も腐ったことないですし、この作り方はほんとにおすすめです。
なぜ数ある梅シロップの作り方でこれを選んだのか、詳しい理由はコチラ↓
梅シロップの作り方で冷凍する理由は?はちみつは氷砂糖の代わりになる?
梅シロップの出来上がりの目安は?いつまで飲める?
梅シロップが出来上がるのは大体2週間~なので、2週間過ぎた頃に少量を希釈して試し飲みしてみます。自分好みの味になっていればそれで完成ですし、まだはちみつの方が味が勝ってしまっていたらもう2週間待ちます。
一番の見極めポイントは、梅がしわしわになってしぼんでいるかどうか?です。それはもう時間が経つほどしわしわになっていくのですが、その分エキスがたっぷりと出ている証拠!
せっかく作るのですから、たくさん出来た方が嬉しいですよね^^なのでここは「おいしい梅ジュース」が出来るまでの我慢ということで、1ヶ月は待ってほしいところです。
ただはちみつには野生の酵母菌が付着してますので、あまり長期間置いておくと発酵する(白い泡が梅からポコポコ出ている時はちょっと発酵している)時がありますから、1ヶ月~あとはそんなに長く置かない方がいいですね。
それとあまり長期間置くと、思ったよりエキスが多く出て酸味がキツイかも?と感じる時がたま~にあります。そんな時はあとからはちみつを足して味の調整をしましょう。
いつまで飲めるのか?というのは、長ければ1年はおいしく飲めますよ。
しっかり煮沸消毒した瓶で冷凍した梅とはちみつで作る梅シロップですから、保存方法さえちゃんとしていれば、その分長持ちします。
お酢が入っていないしアルコール消毒もしていないのに?と不安に思う方は、半年くらいを目安にして飲み切っていただければいいと思います。
飲み頃は1ヶ月~で、賞味期限は半年~1年になりますね。
梅シロップの保存方法は?梅を取り出すタイミングと保管場所は?
保存方法といっても大したことはしてません。
一般的には「日の当たらない風通しの良い冷暗所にて」と書いてあったのですが、玄関に新聞紙敷いて、その上にギッチリ密封した瓶を置いて出来上がりを待ってました・・・ほこりが被らないように毎日濡れ布巾で拭いてはいましたけれど。
そんなに暑い地域ではなかったのでこれで問題なかったのでしょうね^^;ただしエキスが出切った頃合いに梅を取り出して、瓶から別容器に移し替えて冷蔵庫に入れて、というのはしてました。
なぜかと言いますと、梅のエキスは出尽くしたら、また梅に戻ってしまう可能性があるのです。それに梅自身のエグみが多少出てしまう場合も考慮して、1ヶ月経った時点で取り出してました。
人によってはそのしわしわ梅でジャムを作ったりするらしいのですが、何度やってもおいしくならず失敗するので、もったいないですが捨ててしまってます。
保管場所は、出来上がったら別容器に入れて冷蔵庫に入れてください。私は何かの瓶(冷蔵庫に入れられる大きさ)に移し替えています。あと市販のキャップがたまたまその細口の瓶にピッタリ合ったので、飲みたい時はキャップを開けて注ぎ薄めて飲んでます。
梅シロップは若干発酵してしまうことが多いので、それ以上発酵させないためにも冷蔵庫で冷やした方がいいですね。冷暗所といってもよっぽど寒い場所でない限りは冷蔵庫の方が安心です。
発酵するといってもほんのちょっとなので、ここでわざわざエキスを沸騰させる必要はありません。アルコールがとことんダメな私や母も発酵してしまった梅ジュースで気分が悪くなったことがないですから。
※ただお子さんに飲ませたい時は念のため沸騰させた方がいいかもしれません。
保存する時は梅を取り出してから別容器に入れて、冷蔵庫で保管してください。
まとめ
どうでしたか?
毎年やってる梅シロップの作り方で一番簡単だったレシピをご紹介させていただいたので、これですぐに梅シロップを作れるようになるのではないでしょうか。
全く手が込んでいないですし、色々と雑な部分があっても全然腐ることもない。とにかく楽!です。
牛乳で薄めたりヨーグルトにかけたりゼリーにケーキにと、梅シロップの使い道もいくらでもありますから、大量に作っておくことをおすすめします。
せっかく家で梅シロップを作るのですから、ぜひ安全な材料にこだわった無添加の手作りジュースを楽しんでください!
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