6月も末になると、暑中見舞いのはがきやメールをそろそろ・・・と思いますよね。
しかし暑中見舞いの時期っていつごろから始まるとか、出せる期間はいつまでなのかとか、ちょっと曖昧なところがありますよね。
梅雨が明けてから?土用の時期?
なんとなく聞いたような知識はあっても、それが合っているのかどうか分からなくなるなんてことも。
暑中見舞いを出せる時期や、いつまで暑中見舞いとして送れるのか、梅雨明け前でも出していいのか?などの疑問にお答えしていきます^^
暑中見舞いの時期はいつから始まる?
実は暑中見舞いの始まる時期って、明確に決まっているかといえば、そうでもないんですよね。
「何月何日!」という風にはなっておらず、じゃあ何で判断すればいいのかって思いますが、これが3パターンあるんです。困ったことに・・・。
①二十四節気の小暑:7月7日(6日)~
二十四節気→1年を24等分して、区分ごとに季節を表す名称を付けたもの(夏至や立秋など)
小暑→二十四節気の内の1つで、梅雨明けも近づき暑さが強くなってくる頃を指す
②夏の土用の入りの時期:7月20日(19日)~
夏の土用→暦の1つ。最も暑い時期(大暑)。立秋に入る前の約18日間前~。
③梅雨明けの時期:地域や天候で毎年変わる
梅雨明け→自分の地域ではなく、相手の住む地域の梅雨が明けてから。
以上の3つが、一般的な暑中見舞いの始まる時期の目安です。
ただこの認識も人それぞれ違ってくると思いますので、送るお相手がどれを基準に常識ととらえているのかによっては、こちらが非常識と思われる可能性も。
なので出してもいい時期の始まりは7月7日なのですが、平均的に見た結果。
私としては7月20日を一番おすすめしたいと思います。
7月20日がオススメな理由
まず1つ目は、お中元を贈る時、相手の住む地域によっては表書きを「暑中見舞い」と記すことがあるため(関東では7月15日までがお中元を贈れる時期とされている)。
お中元の時期も気になる!という方はコチラ↓
お中元の時期関西はいつから?6月は早い?いつまでに送ればいいの?
2つ目は夏休みに入る大体の時期であるということ。社会人になってしまえば全く関係ないっちゃないのですが、どこか1つの季節の区切りとして意識している部分が共通にあるのではないかと。
3つ目は「海の日」という祭日が関わっているということ(詳しくはコチラ)
これらの理由をふまえて、
「7月20日が暑中見舞いのはがきやメールを出せる時期」
という風に決めていいのではないかと思いますよ^^
時期的にお中元のお礼状と暑中見舞いを兼ねてもいいのか気になる方は、
お中元のお礼状はがきは失礼?イラスト入りや暑中見舞い兼ねるのは?をご覧下さい。
暑中見舞いの期間はいつまで?いつから残暑になるの?
暑中見舞いの期間がいつから始まるものか、明確に決まっているわけではないという話を先ほどしたので、期間も曖昧なんじゃないの?と思われるかもしれませんが。
暑中見舞いの期間がいつまでなのかというのは、はっきり決まっているんです。
これは「立秋に入るまで」ですね。
そもそも暑中見舞いの「暑中」というのが、一年で一番暑い時期を指す言葉なんです。
二十四節気でいう小暑(7月7日頃)~大暑(7月23日頃)~立秋(8月7日頃)までの約1ヶ月の期間が暑中とされています。
夏の土用の期間も立秋(8月7日頃)より前の、約18日間を指しますので、いつまで出せるのか考えるならば「立秋」が境目と覚えるといいですね。
この理屈でいえば、8月の7日以降が「残暑見舞い」になります。
ちょっとここで豆知識なのですが、8月の7日ってとても「立秋」って言葉が似合わないと思いませんでした?この日から秋が始まるって言われても・・・。
8月上旬ってまだまだ夏真っ盛りじゃねーか!
と、思わずツッコんだ方もおられるのではないかと。
これは二十四節気が元々中国の気候を元に名付けられたものだったため、日本とはズレが生じてしまっているんですね。
なので、海に囲まれている日本はピークがずれ込み、結果むちゃくちゃ猛暑真っ盛りにも関わらず、暦の上では「立秋」となるわけです。
残暑って言葉はピッタリなんですけどね~^^;まだまだ暑さも厳しい時期ですし。
ちょっとここら辺は時代の移り変わりや昔からの風習で残っているものなので不思議に思う方もいるかもしれませんが、何日まで!と決まっていて分かりやすいですし、結果的にはありがたいことかもしれませんね。
というわけで、
暑中見舞いとして出せる期間は「立秋(8月7日)」までです。
暑中見舞い梅雨明けはいつごろ?梅雨明け前は出せない?
暑中見舞いを出す時期もいつまで出せるかもバッチリ!と思った方でも、これに関してはまだちょっと心残りがあるのではないでしょうか。
というか、かなり気になることだと思います。
暑中見舞いの時期や期間を詳しくご存じない方でも、「梅雨が明けてから」ということは知ってる場合が多いです。
なのでテレビで梅雨明け宣言されてから送ろうと決めている方もいると思います。
しかし、相手のお住まいの地域によっては梅雨明けの時期はまちまちですし、天候が毎年安定しているのかといえばそうでもありませんよね。
なので、梅雨明けがいつになるのか、相手の地域の梅雨明けなんて予想つかないし困ったな・・・とお困りの方のために。
東北~沖縄までの梅雨明けの日の平均値を調査したので、ぜひご参考までにご覧ください。
・東北地方→25日~28日
・北陸地方→24日
・関東~近畿~東海~中国地方→21日
・九州地方→14日~19日
・奄美~沖縄→6月の23日~29日
以上です。
これらはあくまでも「2016年~2010年までの梅雨明けの平年」を割り出しているだけですので、絶対というわけではないという旨ご理解いただければ、と思います。
ちなみになぜ沖縄はあるのに北海道は記載していないのか?については、北海道って梅雨という時期がないんです。
なので梅雨明けの平年を割り出すための情報が、北海道だけはどうしても集めることができませんでした。m(__)mスミマセン!
暑中見舞いを梅雨明け前に出すのはダメ?
基本的には梅雨明けから。といっても、その年によっては梅雨明け宣言がなかったりなんて場合もありますよね(汗)
そんな時は梅雨明け前でも気にせず、時期が来たら出しても問題ありません。
もらった相手も「梅雨が明けてもないのに!」なんて怒ったりしないでしょうし。
それに梅雨も明けていないってことは、じめじめした蒸し暑さでまさに「暑中」なわけですから、常識外れにはなりませんので大丈夫ですよ^^
どうしても梅雨明けに送りたい場合は、待ってる間に残暑見舞いの時期になるかもしれませんので、そこら辺に気を付けるようにしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
季節のご挨拶をはがきやメールなどを送る時、暑中見舞いの時期がいつから始まり期間がいつまでなのか、梅雨明け前に出すのはどうなのか、ということについてご紹介させていただきました。
自分が知っている常識と世間一般の常識にズレはないか、合っているのか気になった方も、これで安心して出すことができるのではないでしょうか。
暑い日々を元気に過ごされているのかどうかを気遣う気持ちが大事ですが、こういうマナーにも気を付けられるといいですね。
お互い体には気を付けて、暑い日々を乗り切りましょうね♪
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